入社までの経緯や経歴を教えてください。
上京後に就職したアパレル企業での経験からうつを発症し、それから数年間は、治療と再就職に向けた訓練に取り組む日々でした。
また治療を進める中で、ADHDの診断を受け生きづらさの原因が明確になったことはとても救われた思いでした。
ある日、友人から「苦手なことに目を向けるより、得意なこと・夢中になれることを頑張るほうが楽しいと思うよ。楽しんでいいんだよ」と言われたことや、自分自身の障がいやその特性を知る中で「できないことがあるのは別に悪いことじゃない。誰かに補ってもらえばいいんだ」と気付くことが出来ました。
再就職を目指す中でオープンハウスと出会い、2021年に入社いたしました。
オープンハウスを選んだ理由について教えてください。
様々な障がい者雇用の求人を紹介してもらいましたが、その多くが単純作業で、自身の特性やスキルとのギャップを感じ、ものすごく悩みました。お給料も決して良いとは言えない条件ばかりで、ベースアップの見込める制度を取り入れている会社もごく僅かで自身の将来に大きな不安を持っていました。
そんな中、オープンハウスを見学する機会に恵まれたのですが、自分の能力を最大限に活かし、互いに切磋琢磨しながら働いている先輩従業員の方々がとてもカッコよく見えました。
「私もこんな社会人になりたい!」と思い、すぐに応募しました。
オープンハウスではどんな業務をされていますか。
電話で仲介物件の在庫確認を行う業務や、取引対象者が反社会的な事柄や団体に関わっていないかを調査する業務、そしてアメリカ不動産関連業務など、不動産全般に関わる幅広い業務に携わっております。不動産の知識ゼロの状態で入社したので、不安なこともありましたが、業務に携わる中で様々なことを吸収できました。
また、八王子事務所独自の取り組みとして、社員のディーセントワーク(働き甲斐のある仕事)を推進するための活動も行っています。
月に1度メンバーミーティングを開き、職場のメンバーがより働きやすい環境をつくるため、改善すべき点について話し合っています。
入社後のギャップや入社後苦労したこと、そして今後の目標についてお聞かせください。
業務によっては納期や処理数の変動が大きく、また事務所内外を問わずチャットやメールのやり取りが頻繁にあるので、マルチタスクになってしまうこともあります。
始めの半年は自分のペースで予定を組み立てるのに時間がかかりましたが、私の場合は音の刺激を減らすために耳栓を着用するなど、業務に集中できる環境整備を工夫しています。
業務の繫忙具合やその日の体調によって気持ちが落ち込んでしまうこともありますが、常に笑顔で気持ちよく仕事をすることを心がけています。
あまり自分で背負い込みすぎず、極力自分らしさを見失わないように心掛けながら、長期就労を目指していきたいです。
最後にメッセージをお願いします。
年齢・性別・障害・価値観・経験など、多様なメンバーが在籍していますが、唯一共通しているのは、互いを認め合い、自分にできることでお互いにフォローしていこうという協働の姿勢です。
これからも、「こうすればもっと良くなる」「ここを工夫したらできることが増える」などよりクリエイティブな視点を持って臆することなく意見を交わし、お互いがお互いの良き「先生」「生徒」として成長を促せる、そんな組織を目指したいと思っています。
そして誰よりも人一倍楽しく働くことで障がい者雇用という固定観念を壊していきたいと思います。
自分の可能性を少しでも試してみたい、という方はぜひ私たちと一緒に働いてみませんか?楽しみにお待ちしています!
朝礼
1日のスケジュール・タスク確認
業務対応 物件確認(電話で仲介物件の在庫確認)
10分休憩
業務対応 公共料金集計業務(工事現場で使用した電気・ガス・水道の伝票データ化)
昼食
業務対応 不動産関連のデータ移行・管理業務
10分休憩
ミーティング参加 業務やチーム運営、またディーセントワークに関するミーティング等
10分休憩
業務対応 反社チェック(取引対象者が反社会的な事柄や団体に関わっていないかを調査)
1日の振返り、業務報告作成
帰宅